【洋食キムラ】求人サイト

有限会社　洋食キムラ

始まりは昭和13年　河童のいわれ 初代の貴邑富士太郎は小説を読むのが好きで特に芥川龍之介の「河童」にいたく感銘し「河童会」なるものを創った。そのメンバーは各界著名人で構成され、毎月一回集まり河童談議をした。その中の一人彫金家の安井喜一氏が「河童像」を造られ、これが洋食キムラの御本尊となった。河童は世の中の景気が悪いと顔を出すというので普段キムラではこの御本尊を桐の箱に納めておいてある。ただし不景気が底についた時は桐箱から出し、河童像に向かって手を合わせ「どうか河童様不景気を持って行って下さい。」とお願いをすると不思議と店が元気を取り戻すというありがたい「河童像」なのである。キムラのロゴマークは、この頃初代が描き上げた河童画である。初代はこの道に入る前、図面書きの仕事をしていた。今でいう脱サラなのである。

親子３代にわたり通ってくださるお客様もいて大変ありがたく感謝しております。美味しいからお客様が来店されるのではなく、売れているものが美味しい、リピートしてくださる理由がそこにはあります。国内産の食材を使い一から仕込みを全て行います。これからお店を始める方にも大きな刺激になるのは間違いありません。朝から大きな寸胴に入る牛バラ肉は夕方にはトロトロになり、ビーフブイヨンは香味野菜と一緒になり丁寧に濾し取る時にはとても良い香りを調理場一杯に行き渡らせます。浮き上がるヘッド（綺麗な牛の油）は小麦粉と一緒になり濃厚なブールマニエとなり料理のアクセントになっています。

国内産の蟹を使い贅沢に使用して蟹みそを練りこんだホワイトソースは独特の香りと舌触りがとても柔らかで、お安く提供できるお料理ではありません。調理場の仕込みにはデミグラスソースの元になる小麦粉をブラックになるまで焦がさぬよう丁寧に仕上げてもらいます。通常はブラウンで止めますがキムラはテリのあるブラックに仕上げます。もう一つがホワイトソースの基本となるホワイトのルウの仕込みです。数種の野菜と小麦粉でサラサラのルウを仕込んでもらいます。この２つがキムラの心臓部です。脇を抑えるのがマヨネーズの仕込みです。先代からのレシピで美味しくないわけがありません。

国内産の豚ロースを贅沢に２枚、ラードで揚げると濃厚で香り豊かなロースの甘味を感じることができます。当時はキャベツの千切りを添えていましたが高値の為使用できず２枚つけたのが始まりだと聞いています。お給料が出るとハンバーグとポークカツを食べに行くのが私の若い時のサラリーマンの楽しみでした。そうなんです、私もその当時はお客様でした。キムラに通うたびにその魅力に引き込まれました。（新横浜店　店長）

お客様との関わりは先代、先先代からのお客様で一杯です。私たちスタッフよりもキムラのことを知っている先輩ばかりです。ひとつひとつ丁寧なサービスを心がけ、来店してくださったお客様を家族のように迎い入れて喜んでいただけるよう心がけてください、何よりもお客様第一です。

調理場においては調理師としての自覚はもちろん、衛生、安全、的確に業務を行ってもらいます。緊張感のある現場からその美味しい瞬間をお客様に提供していただきます。厳しくするとは少し違います、時代は変わり職人と言われる方が少なくなる中教えを次の世代に伝えて行く、私たちはそれを次に伝えて行く。お客様が私達を支えてくださっていますので、その期待を裏切らないようそれぞれの個々が緊張感を持って最高の料理を仕上げて行く心を、気持ちをその一皿に載せていただける人材が必要です。

洋食キムラ　新横浜店では新しい働き方を今後目指しています。長時間労働、生産性の上がらない現場では不満ばかりが先行して、お客様への対応が不十分になるのがとても懸念されます。お客様の満足度が従業員の満足度に繋がります。不要なコストの見直し、生産性の高い業務が可能になるよう改善し、お客様満足度を第一に考えられる仲間が必要です。飲食業界は苦しい時代ですが新たなチャンスでもあります。このチャンスを利用してチャレンジできる仲間になりませんか、お待ちしております。